【第11回】メールが届かない!AIに”泣きついたら”原因を一発で見抜いてくれた話

メール AI活用

ブログに「お問い合わせフォーム」を設置したのはいいけれど、そこから送られたメールが、自分に届かない——。

パソコンが得意でない僕にとって、これは完全にお手上げの状況でした。でも、AI(僕はClaudeを「クロ」と呼んでいます)に相談しながら、なんとか原因にたどり着けました。今回は、その「クロとのやり取り」を、できるだけそのままお見せしようと思います。専門用語より、「AIにこう聞けば、こう助けてくれる」という感じが伝わればうれしいです。

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まず、何が起きたか

お問い合わせフォームをテスト送信すると、画面には「メッセージは送信されました」と緑の文字が出ます。送れてはいる。なのに、自分のGmailには、いつまでたっても届かない。受信トレイにも、迷惑メールフォルダにも、ない。

「送れているのに、届かない」。意味が分からず、僕はクロに泣きつきました。

メール

クロに相談してみた

僕が「フォームは送信できてるのに、メールが届かない」と伝えると、クロはまず、送信のしくみそのものを疑いました。

クロ:WordPressは標準のままだと、メール送信が不安定なことがあります。「WP Mail SMTP」というプラグインで、契約しているエックスサーバーのメール機能をきちんと経由させましょう。

言われるまま、ブログ用のメールアドレス(info@〜)をサーバーで作り、クロに教わりながら、プラグインにサーバーの情報を入力していきました。SMTPホスト、ポート、暗号化方式……正直、何をやっているかは半分も分かっていません。でも、クロが「次はこの欄に、この値を入れてください」と一つずつ指示してくれるので、迷わず進められました。

これで直った――と思いきや、まだ届かない。「うーん、まだダメみたい」と伝えると、クロは「別の原因がありそうです」と、次の手を考え始めました。

決定的な手がかりを見せたら、一発で見抜いた

そんなとき、僕のGmailに、見慣れない英語のメールが届きました。「Undelivered Mail(配送できませんでした)」という件名です。なんだか難しそうなので、僕はそのスクリーンショットを撮って、クロに見せました。「これ、関係あります?」と。

すると、クロの反応が変わりました。

クロ:大ありです。これ、超重要な手がかりです。原因が、はっきり分かりました。

クロいわく、そのエラーメールにはこう書いてあったそうです。「Gmailは、送信者にSPFまたはDKIMでの認証を求めています。DKIM=通らなかった、SPF=通らなかった」。

英語で書かれていて、僕にはちんぷんかんぷんだった1通のメール。それを見せただけで、クロは原因を言い当てました。この「困ったら、画面をそのまま見せればいい」というのが、AIに相談するときの、いちばんラクなところだと思います。

「SPF」「DKIM」を、かみくだいてもらった

とはいえ、SPFもDKIMも、聞いたことのない言葉です。「それ、何?」と聞くと、クロはこう説明してくれました。

クロ:どちらも、メールの「身分証明書」のようなものです。Gmailが「この送信元、本当に本物?」と確認しようとしたけれど、その身分証明(SPFとDKIM)が、まだあなたのドメインに用意されていなかった。だから、なりすまし疑いとして弾かれたんです。

なるほど、と腑に落ちました。設定が間違っていたのではなく、「初めてメールを送る新しいドメインだから、まだ信用されていなかった」ということ。専門用語を、こういう身近なたとえに置き換えて説明してくれるのが、クロと話していていちばん助かる部分です。

言われたとおり、設定してみた

解決策も、クロが手順で示してくれました。エックスサーバーには、SPFとDKIMを設定する専用メニューがあるとのこと。

クロ:サーバーパネルの「メール」メニューに「DKIM設定」「SPF設定」があります。まずDKIMを開いて、あなたのドメインを選び、オンにしてください。次にSPFも同じように確認しましょう。

言われたとおりに開いてみると、本当にそこにありました。難しいコード入力などはなく、スイッチ(トグル)をオンにするだけ。拍子抜けするほど簡単でした。「Gmail許可」という項目も、ついでにオンにしておきました。

PCとスマホ

それでも届かない。でも、今度は焦らなかった

設定して、すぐにテスト送信。……それでも、まだ届きません。前の僕なら、ここでパニックになって、設定をあちこちいじり回していたと思います。

でも今回は、先にクロがこう言ってくれていました。

クロ:SPFやDKIMは、設定しても、効果が世界中に伝わるまでに時間がかかります。「DNSの反映待ち」といって、数時間から、長いと翌日くらい。だから、設定した直後に届かなくても、それは間違いではなく、単に反映がまだ終わっていないだけのことが多いんです。あわてて設定をいじらず、少し待ちましょう。

念のため、僕は設定画面のスクショをもう一度クロに見せて、確認してもらいました。SPFもDKIMもオンになっていて、DKIMの中身(長い暗号のような文字列)もちゃんと生成されている。「設定は正しくできています。あとは時間の問題です」と太鼓判を押してもらえたので、安心して待つことにしました。

この作業で感じたこと

正直、メールが届く・届かないという話は、僕ひとりだったら、絶対に解決できませんでした。SPFもDKIMも、言葉すら知らなかったからです。

でも、クロに「困った」と伝えて、エラー画面をそのまま見せるだけで、原因を突き止めてくれる。難しい言葉は、たとえ話でかみくだいてくれる。しかも「今は焦らず待てばいい」と、気持ちの面まで支えてくれる。

この連載でいちばん伝えたいのは、じつはメールの設定方法そのものではありません。「パソコンが苦手でも、AIに相談しながらなら、こういう難しいことも乗り越えられる」という、その手ごたえのほうです。今回は、それをいちばん強く感じた作業でした。

今回の作業で使っているもの

このブログは、エックスサーバーで運営しています。SPFやDKIMのような難しそうな設定も、専用メニューでスイッチを入れるだけ。AIに相談しながら進める初心者には、とても心強いサーバーでした。

WordPressAIと相談しながら使えるエックスサーバーはこちら

次回は、いよいよ収益化の第一歩、Googleアドセンスの申請に、クロと一緒に挑みます。

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