【第33回】アプリを作り始める前に、AIと『これ、儲かるの?』を先に確かめた

PCで稼ぐ AI活用

作り始める前に、立ち止まってよかった

次に作ろうとしていたアプリがありました。アイデアには自信があって、頭の中ではもう画面まで浮かんでいる。あとは手を動かすだけ——という気分だったのですが、その前に、ひとつだけAIに聞いてみることにしました。

「これ、そもそも儲かるのかな?」と。

夢を見ているときに、お金の話を持ち出すのは、正直あまり気が進みません。でも、時間をかけて作ったあとで「これ、まったく収益にならないぞ」と気づくのは、もっとつらい。だから、作る前に確かめておきたかったのです。

それすごく大事な問いだよ。作ってから考えるより、作る前に「お金の流れ」を先に描いておくほうが、ぜんぜん傷が浅くて済むの。一緒に見てみよう。

「このアプリ、広告しか収入源がない」

AIと収益の流れを整理していくうちに、はっきりしたことがありました。このアプリは、その性質上、広告以外の収入源がほとんど作れないタイプだったのです。

アプリによっては、関連する商品やサービスを自然に紹介して、そこから収益が生まれる形が作れます。でも、今回のアイデアは、そういう「紹介するもの」がうまく結びつかない。だとすると、頼れるのは表示される広告だけ。つまり、収益は多くても月に数十円から数百円といった、ささやかなレベルになりそうでした。

これ自体は、悪いことではありません。趣味として、誰かの役に立つものを世に出す。それだけでも十分に価値があります。問題は、次に出てきた話でした。

マネタイズ

無料だと思っていた仕組みが、実は「青天井」だった

そのアプリで使おうと考えていた、ある外部の仕組みがありました。便利な機能を実現してくれるもので、「無料の範囲がある」と聞いていたので、てっきりタダで使えるものだと思い込んでいたのです。

ところが、AIに最新の料金を調べてもらうと、話はそう単純ではありませんでした。

ここ気をつけて。無料の枠はあるんだけど、それを超えると使った分だけ課金される仕組みなの。しかも、うっかり上限を決めておかないと、想定外に使われたとき請求が青天井になりうる。カードの登録も必要だし、毎月の管理も増えるよ。

広告で得られるのが月に数百円。それなのに、使いすぎたら料金がどこまでも膨らむ可能性がある仕組みを組み込む。これは、財布に穴を開けながら小銭を拾うようなもので、どう考えても割に合いません。

「使わない」という判断も、立派な設計

そこで僕たちが出した結論は、「その有料の仕組みは使わない」でした。代わりに、お金のかからない方法で、似たような便利さを実現する。正確さがどうしても必要な場面だけ、無料で使える外部のサービスにジャンプしてもらう。そういう二段構えにすれば、運用にかかるお金をゼロに保てます。

作りたい機能を全部詰め込むのではなく、「収益に見合ったコストで作る」。この視点は、作り始める前に立ち止まったからこそ持てたものでした。

機能を足すのは簡単なんだけど、”足さない”を選べる人のほうが、じつは長く続けられるんだよ。その判断、私はいいと思う。

今日のまとめ

アプリでも、何かの事業でも、作り始める前に「これ、お金の流れはどうなる?」とAIに聞いてみるだけで、見えてくるものがたくさんあります。

特に「無料だと思っていたものが、実は使いすぎると青天井」というのは、あとから気づくと大きな痛手になりかねません。作る前に、収益とコストの両方を一度そろえて眺めてみる。その一手間が、あとの自分を助けてくれるのだと実感しました。

夢を追いかけるのは大切です。でも、その夢が長続きするように、足元のそろばんも一緒にはじいておく。AIは、その地味だけど大事な計算の、頼れる相棒でした。

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