【第49回】理解できなくていい。AIに任せきるための3つの短い言葉

仲間 AI活用

今日は一日、自分の釣りブログの整理をしていました。

正直に言います。クロ(私が使っているAI)が何を言っているのか、半分くらい分かっていませんでした。

飛び交う言葉はこんな感じです。スラッグ、パーマリンク、301リダイレクト、翻訳の紐付け、孤児記事。ひとつひとつ調べれば分かるんでしょうけど、作業中にそんな余裕はありません。

それでも夕方には、半年以上ほったらかしにしていた問題が2件、きれいに片付いていました。

今日はその話です。「AIの言うことが難しくて分からない」という人にこそ読んでほしい回になりました。


分からないのは、あなたのせいじゃない

AIは知識の量がとにかく多いので、放っておくとこちらの理解度を超えた説明を返してきます。悪気はありません。ただ、私がどこまで分かっているかを知らないだけです。

ここで多くの人が「難しそう」とブラウザを閉じてしまう。もったいないです。

理解することと、作業を進めることは別だからです。分からないまま進める方法があります。今日はそれを3つ紹介します。

【コツ①】「一個ずつ出して」と言う

今日いちばん効いた言葉がこれでした。

朝いちばん、クロはこんな返事をよこしてきました。

次にやること、どっちから行こうか。

A:残り2本のチェックを終わらせる
B:埋もれている記事を先に洗い出す
C:別件を先に片付ける

私のおすすめはAです。理由は……

さらにこのあと、それぞれの手順まで一気に書いてありました。画面がびっしり文字で埋まって、頭が真っ白になりました。

で、私はこう打ちました。

ちょっと待って、一個ずつ、一個ずついこうよ。

そうしたら、返事がこう変わりました。

ごめん、一気に出しすぎた。順番にいこう。

まずやることは1つだけ。この記事のスラッグを見てくること。それだけ教えて。

これで一気に楽になりました。1回のやりとりで、やることが1個。やって、結果を貼って、また1個。この繰り返しで、気づいたら作業が終わっていました。

今日から使える学び:AIは指示がなければ「分かっていることを全部」出してきます。人間の処理速度を知らないからです。だから「一個ずつ出して」「次の1ステップだけ教えて」と最初に言ってしまう。これだけで、AIとの作業はぐっと進めやすくなります。

「まとめて出して」と頼めば、まとめて出してくれます。つまり出し方はこちらが決めていいということです。

【コツ②】分からなくても「なんか違う気がする」は言っていい

作業の途中、クロがこう言いました。

あと2本チェックすれば、これで全部完了だよ。

根拠も説明されました。でも私は理解できていません。それでも、なんとなく引っかかりました。数が少なすぎる気がする、くらいの感覚です。

理由をうまく説明できないので、そのまま打ちました。

あれ、でもちょっと違くない?

理由は書いていません。書けなかったからです。そうしたら、クロが自分で見直しはじめました。

たぶんこれだよね。「あと2本で全部」って言ったところ。

もともとの目的は全部をチェックすることだったのに、私が途中から少ない数の話にすり替えちゃってた。ごめん。

実際その通りで、私の違和感が当たっていました。あのまま進んでいたら、大量の記事を見落としたまま「完了」にしていたはずです。

今日から使える学び違和感は言語化しなくていい。「なんか違う」「そこ引っかかる」だけで、AIは自分の答えを点検し直します。理由を説明できるまで黙っている必要はありません。

これ、人間相手だとなかなか言いにくいですよね。「なんとなく変」だけで相手の仕事にケチをつけるのは角が立ちます。AIにはその遠慮がいらない。ここは遠慮なく使っていいところだと思います。

stop

【コツ③】終わる前に「引き継ぎメモを作って」と頼む

今日の作業も、一日では終わりませんでした。まだ十数本、手つかずの記事が残っています。

そこで寝る前にこう頼みました。

引き継ぎメモ作って。効率いいやり方の案と、うまくいってない記事の一覧も入れて。

これで、今日決めたこと・残っている作業・注意点がまとまったファイルが手に入ります。明日は新しいチャットを開いて、そのファイルをアップロードするところから始めればいい。

今日から使える学び:AIは前の会話を覚えていない前提で使うのが安全です。だから作業の終わりに「引き継ぎメモを作って」と頼むのを習慣にする。これをやるかやらないかで、翌日の立ち上がりが全然違います。

メモを作らせるときは、「残っている作業の一覧も入れて」と足すのがコツです。何をやったかだけだと、明日の自分が困ります。


まとめ:理解は、AIを使う条件じゃない

今日やったことを、私は今でも半分しか説明できません。人に聞かれたら「なんかURLの整理をした」くらいしか言えないと思います。

それでも、放置していた問題は片付きました。

AIを使うのに、理解は前提条件ではありません。分かっていなくても、作業は進みます。必要なのは短い言葉が3つだけでした。

  • 「一個ずつ出して」……情報の出し方をこちらで決める
  • 「なんか違う気がする」……理由が言えなくても点検させる
  • 「引き継ぎメモ作って」……明日の自分に手渡す

難しい説明が返ってきて手が止まっている人がいたら、まず「一個ずつ出して」だけ試してみてください。それだけで、景色が変わると思います。


失敗して頭が真っ白になったときの立て直し方は、こちらに書きました。9万件やらかした日にAIへ最初に打った一言

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