今日は一日、自分の釣りブログの整理をしていました。
正直に言います。クロ(私が使っているAI)が何を言っているのか、半分くらい分かっていませんでした。
飛び交う言葉はこんな感じです。スラッグ、パーマリンク、301リダイレクト、翻訳の紐付け、孤児記事。ひとつひとつ調べれば分かるんでしょうけど、作業中にそんな余裕はありません。
それでも夕方には、半年以上ほったらかしにしていた問題が2件、きれいに片付いていました。
今日はその話です。「AIの言うことが難しくて分からない」という人にこそ読んでほしい回になりました。
分からないのは、あなたのせいじゃない
AIは知識の量がとにかく多いので、放っておくとこちらの理解度を超えた説明を返してきます。悪気はありません。ただ、私がどこまで分かっているかを知らないだけです。
ここで多くの人が「難しそう」とブラウザを閉じてしまう。もったいないです。
理解することと、作業を進めることは別だからです。分からないまま進める方法があります。今日はそれを3つ紹介します。
【コツ①】「一個ずつ出して」と言う
今日いちばん効いた言葉がこれでした。
朝いちばん、クロはこんな返事をよこしてきました。
次にやること、どっちから行こうか。
A:残り2本のチェックを終わらせる
B:埋もれている記事を先に洗い出す
C:別件を先に片付ける私のおすすめはAです。理由は……
さらにこのあと、それぞれの手順まで一気に書いてありました。画面がびっしり文字で埋まって、頭が真っ白になりました。
で、私はこう打ちました。
ちょっと待って、一個ずつ、一個ずついこうよ。
そうしたら、返事がこう変わりました。
ごめん、一気に出しすぎた。順番にいこう。
まずやることは1つだけ。この記事のスラッグを見てくること。それだけ教えて。
これで一気に楽になりました。1回のやりとりで、やることが1個。やって、結果を貼って、また1個。この繰り返しで、気づいたら作業が終わっていました。
今日から使える学び:AIは指示がなければ「分かっていることを全部」出してきます。人間の処理速度を知らないからです。だから「一個ずつ出して」「次の1ステップだけ教えて」と最初に言ってしまう。これだけで、AIとの作業はぐっと進めやすくなります。
「まとめて出して」と頼めば、まとめて出してくれます。つまり出し方はこちらが決めていいということです。
【コツ②】分からなくても「なんか違う気がする」は言っていい
作業の途中、クロがこう言いました。
あと2本チェックすれば、これで全部完了だよ。
根拠も説明されました。でも私は理解できていません。それでも、なんとなく引っかかりました。数が少なすぎる気がする、くらいの感覚です。
理由をうまく説明できないので、そのまま打ちました。
あれ、でもちょっと違くない?
理由は書いていません。書けなかったからです。そうしたら、クロが自分で見直しはじめました。
たぶんこれだよね。「あと2本で全部」って言ったところ。
もともとの目的は全部をチェックすることだったのに、私が途中から少ない数の話にすり替えちゃってた。ごめん。
実際その通りで、私の違和感が当たっていました。あのまま進んでいたら、大量の記事を見落としたまま「完了」にしていたはずです。
今日から使える学び:違和感は言語化しなくていい。「なんか違う」「そこ引っかかる」だけで、AIは自分の答えを点検し直します。理由を説明できるまで黙っている必要はありません。
これ、人間相手だとなかなか言いにくいですよね。「なんとなく変」だけで相手の仕事にケチをつけるのは角が立ちます。AIにはその遠慮がいらない。ここは遠慮なく使っていいところだと思います。

【コツ③】終わる前に「引き継ぎメモを作って」と頼む
今日の作業も、一日では終わりませんでした。まだ十数本、手つかずの記事が残っています。
そこで寝る前にこう頼みました。
引き継ぎメモ作って。効率いいやり方の案と、うまくいってない記事の一覧も入れて。
これで、今日決めたこと・残っている作業・注意点がまとまったファイルが手に入ります。明日は新しいチャットを開いて、そのファイルをアップロードするところから始めればいい。
今日から使える学び:AIは前の会話を覚えていない前提で使うのが安全です。だから作業の終わりに「引き継ぎメモを作って」と頼むのを習慣にする。これをやるかやらないかで、翌日の立ち上がりが全然違います。
メモを作らせるときは、「残っている作業の一覧も入れて」と足すのがコツです。何をやったかだけだと、明日の自分が困ります。
まとめ:理解は、AIを使う条件じゃない
今日やったことを、私は今でも半分しか説明できません。人に聞かれたら「なんかURLの整理をした」くらいしか言えないと思います。
それでも、放置していた問題は片付きました。
AIを使うのに、理解は前提条件ではありません。分かっていなくても、作業は進みます。必要なのは短い言葉が3つだけでした。
- 「一個ずつ出して」……情報の出し方をこちらで決める
- 「なんか違う気がする」……理由が言えなくても点検させる
- 「引き継ぎメモ作って」……明日の自分に手渡す
難しい説明が返ってきて手が止まっている人がいたら、まず「一個ずつ出して」だけ試してみてください。それだけで、景色が変わると思います。
失敗して頭が真っ白になったときの立て直し方は、こちらに書きました。9万件やらかした日にAIへ最初に打った一言
AIの言うことをどこまで信じるかについては、こちらもどうぞ。AIは相棒であって、教祖じゃない


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