第2回で、AIとの作業に「音声入力」が欠かせない、という話を書きました。僕が使っているのは「Aqua Voice」という、精度の高い音声入力アプリです。
ところが先日、それが突然使えなくなりました。今回は、AI(僕はClaudeを「クロ」と呼んでいます)と一緒に、このトラブルを解決した記録です。「急にアプリが動かない」と困っている人の、ヒントになれば。
入れ直そうとしたら、二重にブロックされた
Aqua Voiceの調子が悪くなったので、いったん消して入れ直そうとしました。ところが、公式サイトからインストーラー(アプリを入れるファイル)をダウンロードしようとすると、まずブラウザ(Chrome)が「危険かもしれない」と止める。なんとかダウンロードできても、今度はパソコンのセキュリティソフト「Norton 360」が「脅威だ」と判定して、消そうとする。
公式サイトからのダウンロードなのに、なぜ? わけが分からず、僕はクロに相談しました。

クロは「それ、勘違いですよ」と言った
状況を伝えると、クロはNortonが出していた警告の名前(IDP.Generic)に注目しました。
クロ:それは「誤検知(ごけんち)」の可能性が高いです。音声入力アプリは、しゃべった言葉をキーボードでタイプしたことにして入力しますよね。この”キーボードを操作する”動きが、悪いソフトの動きと見分けがつきにくくて、セキュリティソフトが過剰に反応してしまうことがあるんです。
つまり、Aqua Voiceが悪いのではなく、Nortonが安全なものを「怪しい」と勘違いしていた、ということ。この発想は、僕ひとりでは絶対に出てきませんでした。「セキュリティソフトが警告してるんだから、危ないに決まってる」と思い込んで、インストールを諦めていたはずです。
どうするか、一緒に考えた
原因が分かったところで、クロはいくつか選択肢を出してくれました。
クロ:対処は2つあります。ひとつは、Nortonの設定でAqua Voiceだけを「例外(信頼する)」に登録する方法。もうひとつは、セキュリティソフト自体を見直す方法です。
ここで僕は、ちょうどNortonのライセンス(契約)が切れかけていることを伝えました。するとクロは、こう提案してくれました。
クロ:それなら、いっそNortonをアンインストールするのも手です。今のWindowsには標準で「Microsoft Defender」というしっかりした機能が入っていて、Nortonを消すと自動で有効になります。わざわざ別の無料ソフトを入れるより、標準のDefenderに任せるほうが、相性トラブルも少なくてシンプルですよ。
「セキュリティソフトを消す」なんて、素人には怖い決断です。でも、消したあとどうなるか(Defenderが守ってくれる)を、クロがちゃんと説明してくれたので、安心して踏み切れました。
手順どおりに進めたら、あっさり解決
あとは、クロの案内どおりです。Nortonをアンインストールして、パソコンを再起動。Microsoft Defenderがきちんと有効になっていて、脅威が何も検出されていないことを確認。そのうえで、あらためてAqua Voiceを公式サイトからダウンロード——。
今度は、何のブロックもなく、すんなりインストールできました。有料プラン(PRO)の契約もそのまま引き継がれていて、元どおり使えるように。あれだけ手こずったのが嘘のようでした。

この作業で感じたこと
今回いちばん大きかったのは、「セキュリティソフトが原因かもしれない」という発想を、クロがくれたことです。
ふつう、セキュリティソフトが「危険だ」と言えば、それを信じますよね。まさか、その警告自体が”勘違い”だなんて、思いもしません。でもクロは、警告の名前から「これは誤検知の可能性が高い」と見抜き、なぜそう言えるのか(キーボードを操作するアプリの特性)まで説明してくれました。
AIに相談する価値は、こういうところにあるんだと思います。自分の思い込み(警告=危険)とは違う視点を、根拠つきで示してくれる。そのおかげで、間違った思い込みで立ち止まらずに済みました。パソコンが苦手な僕にとって、これは本当に心強い体験でした。
※セキュリティソフトのアンインストールは、ご自身の環境と責任で判断してください。不安な場合は、まず「例外登録」から試すのが安全です。
今回使っているもの
音声入力アプリ「Aqua Voice」は、僕のAI作業に欠かせない相棒です。しゃべるだけで、かなり正確に文字にしてくれるので、長い文章を打つのが苦手な僕には、本当に助かっています。この記事も、多くはAqua Voiceでしゃべって書いています。
Aqua Voiceに興味がある方は、公式サイト(aquavoice.com)から試せます。無料で試せる範囲もあるので、気になる方はのぞいてみてください。
次回も、AIと一緒に進めていく作業の記録を、続けていきます。


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